[Q] |
アミノ酸とは何ですか。また、どのような働きがありますか。 | |
[A] |
アミノ酸は、私たちの人間の 「いのちのもと」 です。 そもそも人間がものを食べるのは、食物からたんぱく質を はじめ、さまざまな栄養素を摂るためです。 なかでも、たんぱく質はカラダの約20%をつくる一番重要な栄養素で、その素となっているのがアミノ酸なのです。 植物の体の葉や茎、根もアミノ酸でできています。 |
[Q] |
アミノ酸はどうやって生産していますか。 | |
[A] |
アミノ酸は、主に 「発酵法」 という製法でつくられます。 これは、味噌やしょうゆなどの発酵食品と同じように、微生物のチカラを利用してアミノ酸をつくる自然のしくみ。 原料には、サトウキビなどの自然素材が使われます。 また、発酵の過程では多量のアミノ酸副産物が生まれますが、そのほとんどは、ミネラルなどをたっぷり含んだ良質な 有機肥料として活用しています。 |
[Q] |
植物にはなぜ、アミノ酸が必要なのですか、良いのですか。 | |
[A] |
アミノ酸が植物の体を作るたんぱく質の素になるので、植物には重要なものです。 植物細胞では、糖のエネルギーによりアミノ酸を合成、 アミノ酸からたんぱく質を合成します。 アミノ酸肥料を葉面散布すると植物体内のたんぱく質を分解する必要がなく樹勢を維持できます。 |
[Q] |
においはありませんか。 | |
[A] |
アミノ酸自体にはにおいはありませんが、グルタミン酸を主成分とするアミノ酸肥料は発酵液が原料ですので、お醤油のようなにおいがします。 |
[Q] |
アミノ酸の中で、有名な酸は何ですか。 | |
[A] |
食べ物のおいしさのひみつを握る 「うま味」 は、アミノ酸の1つ 「グルタミン酸」 で、昆布のうま味成分として有名です。 もちろん調味料 「味の素」 の成分です。 |
[Q] |
畑に使うと、どういう効果がありますか。 | |
[A] |
栄養素として重要なアミノ酸は直接、植物に散布することにより、光合成の負荷を軽減し、植物の生育を促進する作用があります。 また、畑の土壌に生息する有用な微生物のエサとなり微生物が増え、土壌が豊かになります。 |
[Q] |
アミノ酸の肥効時間は、何日または何週間でしょうか。 | |
[A] |
味の素のアミノ酸液肥は単分子の遊離アミノ酸を成分にしているので、植物に直接葉面散布するとほぼ100%細胞壁を通過して、3時間ほどで吸収され、生長組織に 転流して行き渡り、たんぱく質合成され、葉や茎、根を丈夫にします。 |
[Q] |
スポーツ選手はなぜ、 [アミノバイタル] を好んで飲用するのですか。 [疲れ] や [筋肉痛] の軽減の効果があるとすれば、植物に施用しても同様の効果が得られるのでしょうか。 |
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[A] |
スポーツをすると、筋肉は普段よりたくさんのエネルギーを使います。運動のエネルギー源はブドウ糖ですが、運動の強さがある程度以上になると、カラダは不足してきたブドウ糖に代わってBCAAという3種類のアミノ酸 (バリン、ロイシン、 イソロイシン) をエネルギー源にしはじめます。 植物についても、曇天や低温、高温などのストレスに対して、グルタミン酸を主としたアミノ酸は同様の効果が得られます。 |
[Q] |
グルタミン酸とは何ですか。 また、どのような働きがありますか。 | |
[A] |
グルタミン酸はアミノ酸の1つで、昆布のうま味成分です。 植物細胞では、糖のエネルギーによりアミノ酸を合成しますが、アミノ酸合成には順番があり、最初に合成されるのがグルタミン酸です。その後各種アミノ酸が合成されてタンパク質が合成されるメカニズムになっています。 |
[Q] |
各種アミノ酸は、植物の体内でグルタミン酸から合成されるようですが、グルタミン酸は、一般の植物では自ら合成できるのでしょうか。 | |
[A] |
アミノ酸は20種類ありますが、植物の体内で合成されます。 グルタミン酸はその中の1つであり、その他19種類のアミノ合成の起点となっています。 |