(株)ブラン 

栽培と園芸に関する質問と回答


[Q]


花を元気に栽培するコツは何でしょうか。



[A]


花を栽培する場合のポイントですが、図鑑やイターネット等を利用し、その花の特性を調べ、特性を鑑みた栽培を
心がけます。
例えば、どこの原産でそこの気候や土性は、どうなっているのか、生育サイクルはどうなっているか、雌雄性はあるのか、1、2年草か宿根草か球根か等々、様々な観点から、原産地の条件に近い環境を作り栽培することです。

[Q]


窒素 (N)・リン酸 (P)・カリ (K)・微量栄養素 (Ca、Mg、Fe他) の役割を教えてください。                      



[A]


NPKは、3要素と呼ばれています。

N (窒素) は、葉や茎の成長に欠かせない元素で、最も多量に必要です。
P (リン酸) は、花つきや実つきをよくする元素で、分枝や 根の伸長を促します。
K (カリウム) は、植物体内の代謝を促し、硬くて丈夫な 体つくりに必要な元素です。
3要素に加え、体内に0.1%以上存在するものを多量要素といい、3要素の他にMg (マグネシウム)、Ca (カルシウム)、S (イオウ) が含まれます。
それ以外に、必要量はわずかではありますが、植物の生育に必要な微量要素は、Fe (鉄)、Mn (マンガン)、B (ホウ素)、Cu(銅)、Mo (モリブデン) 等です。

[Q]


プランターの花に肥料を多く撒いてしまいました。 病気にならないでしょうか。 



[A]


肥料の量は、肥料の質に関係して、撒き量が変わります。 即効性の肥料は溶けるのが早いため、一度に大量に与えると一気に溶け出て、濃度障害のため若い根を焼いてしまいます。若い根が傷むと、養水分の吸収が劣り地上部の生育が落ちます。その点、緩効性の肥料は、一気に溶け出ないため、ある程度大量に与えても、障害は起きにくい  特性があります。

[Q]


綺麗な花を咲かせたいです。
どのようにすればよろしいですか。



[A]


肥料は、どのようなものが良いですか。
設問1に書いたとおり、その花に合った環境を作り出すこと
です。

[Q]


玄関の鉢 (花) 植えが、長持ちせず、枯れてしまうことが
多いです。



[A]


日当たりが良い玄関は、意外と植物栽培に向いています。例えば、シクラメンは温度が低く、日当たりが良いため長持ちします。
日当たりが悪い場合は、耐陰性の高い観葉植物なら栽培できます。ただし、温度が低いため、温帯原産か
それよりやや暖かい地域原産のものとし、熱帯原産のものは無理があります。

[Q]


連作障害は、どうして起こるのでしょうか。 また、その対処方法を教えてください。



[A]


連作とは、同じ植物を同じ場所で続けて栽培することです。
連作障害とはどういうことなのか。
いくつかの原因が考えられます。 植物の多くは子孫繁栄を図るため、アレロパシー物質を放出し、同じ植物が生育 できないようにしています。 また、特定の栄養素を吸いつくし、その植物が潤沢に生きていけない状況を作り出したり、その植物特有の病害虫が多くなり、生育を継続できない 場合等が考えられます。
一番の対策は土壌を全取り換えすることです。      より簡便な方法は、それら物質を吸着するものを入れるか、それらを分解してしまう微生物を多くするか、あるいは これまでと全く違う植物を植えるかです。